高気密高断熱住宅用のエアコンの選び方!エアコン1台でOK?

高気密高断熱住宅用のエアコンの選び方!エアコン1台でOK? 季節家電

「高気密高断熱の家ならエアコン1台で十分」といったCMを目にしたことはありませんか?

しかし実際には、高気密高断熱住宅の性能によって異なり、どのエアコンでも良いわけではありません。

ここでは「高気密高断熱住宅」と「エアコン」の関係、そしてエアコンで家中を均一な温度に保つことの利点について説明します。

エアコン1台で高気密高断熱住宅を冷暖房できるのか?

エアコンの温度設定
結論から言うと、最高グレードの高気密高断熱住宅であれば、エアコン1台でも家全体を冷暖房することが可能です。

ただし、一般的な高気密高断熱住宅では複数台のエアコンが必要になる場合もあります。

では、どうやって家全体の温度をコントロールしているのでしょうか?

高気密高断熱住宅の全館空調

一般家庭のエアコンとは異なり、高気密高断熱住宅の全館空調は、1箇所にエアコン本体を設置し、ダクトを通じて各部屋に均一に冷暖房の風を送るビルトインシステムです。

高級ホテルや大規模施設と同様に、建物全体を一定の温度に保つことができます。

高気密高断熱住宅に最適なエアコンとは?

高気密高断熱住宅において、家庭用エアコンを使用する場合もありますが、室内の温度差やメンテナンス性に限界があります。

Com.ieではビルトイン方式(天井埋め込み型)の業務用エアコンを採用し、家中の温度差が1℃以内に収まるよう設計されています。

これにより、効率的に室内の温度をコントロールしています。

Com.ieで使用している業務用エアコンは、3馬力相当で、非高断熱の空間で約44~50平米を冷房できる性能を持ちます。

高断熱住宅であるCom.ieでは、このエアコン1台で家全体を快適に保つことができます。

エアコンのつけっぱなし運転の利点

エアコンの「つけっぱなし運転」は電気の無駄使いのように感じるかもしれませんが、ここで言う「つけっぱなし」とはエアコンが室温を感知し、自動で作動する「オート運転」を指します。

高気密高断熱住宅では、一度適温になると高気密性が温度を維持してくれるため、送風程度で快適な室温を保つことができます。

エアコンの稼働期間と適正温度

高気密高断熱住宅のCom.ieでは、エアコンの稼働期間の目安は以下の通りです。

  • 冷房:5月〜10月
  • 暖房:12月〜4月初旬

エアコンは、家中の温度差を1℃以内に保ちます。

家全体を一定の温度に保つことで、快適で健康的な生活が送れます。

湿度のコントロール

室内の快適な湿度は40%~60%とされています。

エアコンだけでなく加湿器や除湿機を併用し、季節に応じて適正な湿度に調整することを推奨しています。

家中が同じ温度のメリット

家中の温度が均一に保たれていることで、気温の差による身体への負担が減少し、疾病の発生率も低下します。

また、深い睡眠やリラックス効果、仕事や勉強の効率向上といった生活の質の向上が期待できます。

エアコン1台で快適な高気密高断熱住宅にするための方法

  1. 気密・断熱性能の確認: 設計段階で性能を確認し、家の長寿命化にも貢献。
  2. シンプルな間取り: 空気の循環を良くし、耐久性を向上。
  3. 適切な換気システム: 第1種換気システムと熱交換器で省エネ。
  4. エアコンの使い方: ON/OFFを避け、オート運転で快適に。
  5. 適正温度の設定: 快適な体感温度を目指す。
  6. 湿度の調整: 夏は除湿、冬は加湿で快適な湿度を保つ。
  7. 遮熱対策: すだれやカーテンでエアコン効率を向上。

【夏場対策】エアコンと一緒に使うと効果的なアイテム

青空と扇風機

夏場にエアコンと併用すると良いアイテムは、以下の通りです。

扇風機(サーキュレーター)

夏場に冷やされたエアコンの風は下に流れがちです。

冷たい空気が足元に溜まるのを防ぐため、扇風機(サーキュレーター)を使って空気を循環させると、部屋全体の温度を均一に保つことができます。

すだれ/タープ

窓からの日差しは室内温度を上昇させる大きな要因です。

外からの日差しや熱を遮ることで、エアコンや扇風機の効率が向上します。

すだれやタープを使用すると、部屋を冷やすための消費電力を抑えることができ、室外機にも「日よけ」を設置するとさらに効果が高まります。

遮光カーテン

遮光カーテンを使うと、太陽光をしっかり遮ることができ、室内の温度上昇を防ぎます。

熱は遮りたいが光は取り入れたい場合は、遮熱性能のあるカーテンを選ぶと良いでしょう。

「日本インテリア協会(NIF)」の機能性表示マークを参考にすると選びやすいです。

【冬場対策】エアコンと一緒に使うと効果的なアイテム

雪だるま

冬場の暖房を効率的にしてくれる併用アイテムは、以下の通りです。

カーテン

カーテンの素材や織り方によって保温性が変わります。

ドレープカーテン(厚手素材のカーテン)は保温性能が高く、特にコットン製のものは防寒と調湿作用に優れています。

織り方も平織、綾織、朱子織の3種類があり、密度の高い素材や織り方を選ぶことがポイントです。

カーペット式床暖房

エアコンの暖かい空気は上に溜まりがちです。

カーペット式床暖房を併用すると、足元から暖まることができ、エアコンの設定温度を上げずに快適に過ごせます。

カーペットの下に断熱シートを敷くとさらに効果が高まり、こたつを併用すると保温性能が向上し、電気代削減も可能です。

扇風機(サーキュレーター)

冬でも扇風機(サーキュレーター)は有効です。

暖かい空気が上に溜まるのを防ぐため、エアコンの下に扇風機を置き、天井に向けて風を送ることで、暖かい空気を循環させます。

エアコンの設定温度を上げずに部屋全体を暖かくすることができます。

高気密高断熱住宅のエアコンの選び方についてのまとめ

高気密高断熱住宅でエアコン1台による全館空調の仕組みやメリットをご理解いただけたでしょうか?

エアコンは単に寒さや暑さを和らげるためだけでなく、空間を快適な温度に保つ役割があります。

高気密高断熱住宅では、家中の温度を一年を通して快適に保ち、快適な生活を実現します。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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