赤ちゃんに乳歯が生え始めると、歯磨きのタイミングについて考え始めるママやパパも多いでしょう。
しかし、「大人と同じ歯磨き粉を使っていいのか?」といった疑問や、「赤ちゃんの口に入れるものだから心配」という声も少なくありません。
うがいがまだ上手にできない赤ちゃんに安心して使える歯磨き粉とはどのようなものでしょうか?
乳歯が生える前からの歯磨き習慣
赤ちゃんの歯磨きを始めるタイミングについて悩む親も多いでしょう。
一般的に、前歯が生え始めたら歯磨きをスタートする時期とされています。
赤ちゃんの成長によって異なりますが、乳歯が生え始めるのは通常生後8~10ヶ月頃です。
離乳食が始まる時期が、歯磨きデビューの目安と言えるでしょう。
ただし、突然歯ブラシを使い始めると、赤ちゃんが驚いたり怖がったりして、歯磨きを嫌がることがあります。
赤ちゃん用歯磨き粉の選び方と使い方
赤ちゃんの歯磨き粉をいつから使うべきかについて、明確なルールはありません。
離乳食が進むと食べられるものが増え、虫歯予防のためにも早めに歯磨き粉を使い始めたいと考える親も多いでしょう。
一般的には、うがいができるようになる1歳半から2歳頃が目安とされていますが、飲み込んでも安全な成分で作られた赤ちゃん用の歯磨き粉も存在します。
こうした歯磨き粉を、ガーゼ磨きから歯ブラシに切り替えるタイミングで使い始めるのもおすすめです。
赤ちゃんの歯磨き粉は無添加・ジェルタイプが安心
赤ちゃんのデリケートな口内に使用するものだからこそ、歯磨き粉の成分には注意が必要です。
以下のような成分が含まれていない無添加の歯磨き粉を選ぶと安心です。
- 発泡剤: 大人の歯磨き粉には、磨いたときに泡が発生する発泡剤が含まれていることが多いですが、赤ちゃんには刺激が強く、うがいが上手にできないと泡を完全に洗い流すことが難しいため、避けたほうが良いでしょう。
- 研磨剤: 研磨剤も大人の歯磨き粉に多く含まれていますが、赤ちゃんの柔らかい歯には刺激が強すぎる場合があります。
これに対して、オーガニックや天然由来の成分で作られた歯磨き粉は、発泡剤や研磨剤が含まれておらず、万が一飲み込んでしまっても安心です。
また、ジェルタイプの歯磨き粉は、ペーストタイプよりも口内に広がりやすく、奥歯までしっかり届くのでおすすめです。
うがい・すすぎ不要の歯磨き粉を選ぶ
赤ちゃんは1歳半から2歳頃までうがいが上手にできないことが多いので、うがいやすすぎが不要な歯磨き粉を選ぶと便利です。
パッケージに「うがい不要」「すすぎ不要」と記載されているものを選びましょう。
歯磨き粉のフレーバーも重要
赤ちゃんが歯磨きを嫌がる場合は、いちごやぶどう、オレンジなど、好みの味の歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
こうした味付きの歯磨き粉であれば、歯磨きが楽しい時間になるかもしれません。
フッ素の使用について
虫歯予防に効果的とされるフッ素は、赤ちゃん用歯磨き粉にも含まれていることがありますが、赤ちゃんがうがいで吐き出せるようになるまではフッ素不使用の歯磨き粉を使う方が安心です。
フッ素配合の歯磨き粉を使用する際は、年齢に応じた適切な量を守るようにしましょう。
歯磨き粉の適量について
歯磨き粉の使用量は、赤ちゃんの月齢や年齢に合わせて調整が必要です。
飲み込んでも安全な「アロベビー 歯みがきジェル」の使用量は以下の通りです。
- 歯の萌出~2歳: 5mm~1cm程度
- 3歳~5歳: 1cm~1.5cm
フッ素入りの歯磨き粉を使用する場合、厚生労働省の推奨する量を守り、特に就寝前に使用するのが効果的です。
歯磨きを楽しい時間にする工夫
歯磨きを嫌がる赤ちゃんには、以下の方法を試してみると良いでしょう。
- 絵本や動画で歯磨きを楽しむ: 歯磨きが楽しくなる絵本や動画を活用すると、歯磨きへの抵抗感を減らすことができます。
- ママやパパのお手本: 大人の歯磨きを見せることで、赤ちゃんも歯磨きに興味を持ち、自発的に取り組むことがあります。
- できたら褒める: 歯磨きができたら褒めてあげることで、次も頑張ろうという気持ちが芽生えます。
赤ちゃんの歯磨き粉の選び方についてのまとめ
「乳歯はいずれ抜けるから」と思うかもしれませんが、乳歯が虫歯になると、後から生えてくる永久歯にも影響が出る可能性があります。
小さい頃からの歯磨き習慣は、将来の歯の健康を守るためにとても重要です。
お気に入りの歯磨き粉を使って、笑顔で歯磨きタイムを楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!