アボカドは「森のバター」として知られ、世界一栄養価の高い果実としてギネス記録にも認定されています。
美味しくて栄養豊富なアボカドは、家でも楽しみたいですよね。
しかし、スーパーでどのアボカドを選べば良いか迷うことも多いと思います。
この記事では、美味しいアボカドを見分けるためのポイントをご紹介します!
アボカドを選ぶ際の4つのポイント
アボカドは色以外にも選ぶポイントがあるので見ていきましょう。
- 皮が深緑色のものを選ぶアボカドの皮の色は熟成が進むにつれて緑色から黒に変わります。購入後に追熟する予定なら、黒くなる前の深緑色のアボカドを選ぶのがおすすめです。深緑色のアボカドは常温で3~5日で完熟します。
- 卵形よりも球形のツルツルしたものを選ぶアボカドは卵型よりも球形に近いものの方が風味が良いと言われています。また、皮がツルツルしているものは完熟前で、皮にシワがないため新鮮です。シワがあるものは過熟である可能性が高いので注意が必要です。
- ヘタのまわりに隙間のないものを選ぶヘタのまわりに隙間がないものは未熟で、追熟に適しています。ヘタの部分が柔らかすぎるものは、過熟や劣化が進んでいる可能性があるため、避けるようにしましょう。
- 常温で売られているものを選ぶスーパーの冷蔵コーナーで売られているアボカドは、すでに熟しすぎている可能性があります。常温で売られているものを選ぶと、家で追熟させるのに適しています。
アボカドの茶色の部分について
アボカドの果肉が茶色く変色することがありますが、これは食べられます。
ただし、筋っぽさを感じることがあります。
茶色く変色するのは、果肉に含まれるポリフェノール類が空気に触れて反応するためです。
変色の原因は他にも、収穫後の追熟がうまくいかなかったり、熟しすぎたりすることが挙げられます。
しかし、見た目や食感を良くするためには、良品を選び、ベストな食べごろを見極めることが大切です。
皮の色が深緑から黒に変わり、少し弾力がある状態が食べごろのサインです。
アボカドの黒い部分の原因と対処法
アボカドを切った時、黒い斑点や筋が見つかることがあります。
ここでは、その正体と原因について解説します。
黒い筋や斑点の正体
アボカドの黒い筋は、酸化して黒くなったアボカドの組織である「維管束」です。
これらの組織は酸素に触れると酸化し、黒く変色します。
特に、種に栄養を運ぶ役割を持つ維管束は酸素に触れやすく、酸化しやすい部分です。
黒い筋や斑点があっても、食べることに問題はありませんが、味や食感が劣化している場合があります。
酸化以外の変色の原因
アボカドの変色は酸素に触れることで起こりますが、熟しすぎや追熟の不備、低温障害も原因になります。
アボカドは切った後も酸化が進み、変色が進むので、調理時には変色を防ぐ工夫が必要です。
皮が黒くなる理由
アボカドの皮は熟すと緑色から黒色に変わります。
黒い皮のアボカドは果肉が熟しているサインで、手で押して柔らかい場合は食べ頃です。
緑色の皮のアボカドは硬い場合がありますが、1週間ほどで黒くなり、食べ頃になります。
種が黒くなる原因
アボカドは家庭でも栽培できますが、水耕栽培で種が黒くなることがあります。
黒くなった種は成長しないことが多いので、定期的に水を換えるようにしましょう。
特に夏場は1日2回の水替えが必要です。
根が出たら早めに土に植え替えると良いです。
黒くなった果肉は食べられるか?
黒い筋や斑点があるアボカドは食べられますが、異臭がしたり、全体が変色していたりする場合は避けましょう。
果肉が鮮やかなイエローグリーンであれば食べられます。
腐っているかどうかは、異臭や果肉の全体的な変色で判断します。
アボカドの食べ頃の見分け方
アボカドの皮が黒くなり、押した時に柔らかさが感じられるものが食べ頃です。
また、ヘタをチェックするのもポイントで、浮き上がっていないものが適しています。
ヘタが浮いていると熟しすぎている可能性が高く、果肉が傷んでいる場合があります。
腐っているかどうかの判断
アボカドが食べられるかどうかは、果肉の色で判断します。
黒い筋や斑点があっても、果肉が鮮やかなイエローグリーンなら大丈夫です。
アボカドが黒い場合の返品
購入したアボカドが黒くて使用できない場合は、お店に問い合わせて返品が可能か確認しましょう。
返品する際はレシートを持参してください。
レシートがないと返品できないことが多いです。
熟しすぎを避けるために、緑色のアボカドを購入し、自宅で追熟させるのがおすすめです。
アボカドの色別の選び方についてのまとめ
アボカドを選ぶ際は、皮の色、形状、ヘタの状態、販売温度に注意しながら選びましょう。
これらのポイントを押さえれば、自宅でも美味しいアボカドを楽しむことができます。
最後までお読みいただきありがとうございました!