今日は着物初心者さんに向けて、似合う着物の選び方と着こなし術についてお話ししたいと思います。
着物って難しそう…そう思っている人も多いかもしれませんね。
でも大丈夫!実は意外と簡単に楽しめるんですよ。
今回は、初心者の方でも安心して着物デビューできるコツをお伝えします。
着物初心者さん必見!似合う1枚の選び方
まずは、今回お伝えする主なポイントをご紹介しますね。
- 自分に似合う着物の選び方
- 小紋を活用したカジュアルな着こなし
- フォーマルな場面での着物選び
- 着物に関するよくある疑問とその答え
- 日常生活での着物の楽しみ方
それでは、詳しく見ていきましょう!
自分に似合う着物の選び方
着物選びで悩んでいる方、多いですよね。
実は、洋服選びと同じ感覚で着物を選ぶのがおすすめなんです。
普段から茶系の洋服が似合う人なら、ベージュ系の着物がおすすめ。
モノトーンが好きな人にはグレー系、ブルー系が好きならシックなネイビーの着物がぴったりかもしれません。
柄も大切なポイントです。
初めのうちは、小さめの柄で遠目には無地に見えるようなものを選ぶと安心です。
そうすれば、どんな場所でも違和感なく着られますよ。
反物では華やかに見えても、着てみると意外と落ち着いた印象になることも多いんです。
それに、体に当てて鏡越しに見ると、思わぬ発見があるかもしれません。
例えば、一見普通のグレー系でも、地模様があったり素材によって青みが強かったりすることがあるんですよ。
小物選びが重要
そして、着物選びで忘れてはいけないのが小物選び。
帯はもちろん、帯揚げや帯締め、帯留めなども大切です。
「着物1枚に帯3本」なんて言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
小物を増やしていけば、コーディネートの幅がぐっと広がります。
特にベーシックな着物なら、どんな帯でも合わせやすいので、飽きることなく長く楽しめますよ。
小紋を活用したカジュアルな着こなし
着物デビューするなら、小紋がおすすめです。
小紋は染めの着物で、ワンピース感覚で気軽に楽しめるんですよ。
小紋の魅力は、なんといってもその着心地。
柔らかくて落ち感があるので、体にやさしくまとわりつくような感覚です。
紬のようなきりっとした着心地とはまた違った、優しい着ごこちを楽しめます。
柄も洋服に近いものが多いんです。
水玉や小花、幾何学模様、季節の花々など、プリントのワンピースを着ているような感覚で楽しめます。
そんな女性らしい柄を身にまとうと、身のこなしまで変わるような気がしますよ。
そうすることで、コーディネートの幅がぐっと広がりますよ。
例えば、同窓会や春のお出かけなど、ちょっとしたイベントにも小紋は大活躍します。
季節感を取り入れた小紋を選べば、その場の雰囲気にもぴったりマッチしますよ。
フォーマルな場面での着物選び
さて、結婚式や茶会など、ちょっとフォーマルな場面での着物選びに悩んでいる人も多いのではないでしょうか
そんな時におすすめなのが訪問着です。
訪問着は、幅広い場面で活躍してくれる便利な着物なんです。
でも、気軽なパーティーや観劇、コンサート、ホテルでの会食など、もう少しカジュアルな場面でも着ていけるんですよ。
まさに、ちょっとおしゃれなワンピース感覚で楽しめる着物だと言えます。
もう少し格式高い場面なら、江戸小紋や付け下げがおすすめ。
特に付け下げは、普段着では物足りないけど、かといってあまり格式ばった礼装までは…という時に重宝します
ほどよい華やかさとモード感があって、目立ちすぎず地味すぎない、絶妙なバランスの着物なんです。
目上の方と一緒のレセプションや、故人をしのぶ会など、もう少し改まった場面では色無地や江戸小紋が適しています。
もし親族から譲り受けたフォーマル着物をお持ちなら、そういった場面で活用するのもいいですね。
フォーマルでは帯選びも大切
フォーマルな場面では、帯選びも大切です。
金糸や銀糸が使われた袋帯を合わせると、ぐっと格調高い印象になります。
帯揚げや帯締めもフォーマル感のあるものを選ぶと、全体のバランスが整いますよ。
着物に関するよくある疑問とその答え
着物を着始めると、いろいろな疑問が出てくるものです。
ここでは、よくある質問にお答えしていきますね。
- Q結婚式の披露宴と二次会、何を着ればいいの?
- A
会場の雰囲気に合わせて決めるのがポイントです。一般的に、二次会は披露宴よりもくだけた雰囲気になります。訪問着はもちろんOKですが、華やかな柄の小紋でも大丈夫ですよ。
帯は、古典柄で重厚感のあるものより、モダンな袋帯や名古屋帯がおすすめ。帯締めに帯留めを付けると、さらにおしゃれな印象になりますよ。
- Qお茶会に招待されました。どんな着物を着たらいいですか?
- A
お茶会は「侘び寂び」の世界。派手な色柄の着物や帯は避けた方がいいですね。一般的には、色無地や江戸小紋、小紋に季節感のある図柄の帯を合わせるのがおすすめです。
特に格式の高い茶事、例えば初釜などでは、金銀の使用を控えた色留袖や訪問着が適していますよ。
- Q紬の着物は披露宴には着て行けますか?
- A
カジュアルなパーティーならOKです。例えば、ハウスウェディングやレストランでの披露宴なら着ていけますよ。しっとりとした質感の無地のものがおすすめです。
帯は染めの名古屋帯で、華やかさのあるものを選ぶといいですね。
- Q色無地には一つ紋を入れた方がよいのですか?
- A
これは、着物の使用目的によって変わってきます。色無地に必ずしも紋を入れる必要はありません。紋を入れると着物の格が上がり、着ていける場所が限定されてしまいます。
むしろ、紋を入れずに帯で格を調整する方が、使い道が広がりますよ。ただし、フォーマルな場所にだけ着用するのであれば、一つ紋を入れるのもいいでしょう。
慶弔両用できる地紋と色で1枚作ると便利ですね。一つ紋付きでも十分格調高くなりますよ。
日常生活での着物の楽しみ方
最後に、日常生活での着物の楽しみ方についてお話ししますね。
「着物を着て行く場所がない」「友達は皆洋服だから」「居酒屋だともったいない」…そんな風に思っている人はいませんか?
実は、着物はもっと気軽に楽しめるんですよ。
和のイベントにこだわる必要はありません。
普段着感覚で気楽に着られる着物を選んで、日常生活に取り入れてみてください。
帯も、カジュアルな場面なら半幅帯でOK。
季節によっても楽しみ方が変わりますよ。
特に冬は、一枚の布を足元まで包み込む着物はとても暖かくて快適です。
一人で着物姿を楽しむのもいいですし、友達を誘って一緒に着物でお出かけするのも楽しいですよ。
着物を着ると、いつもと違う自分に出会えるかもしれません。
初心者の着物の選び方についてのまとめ
着物は難しくありません。
むしろ、自分らしさを表現できる素敵なアイテムなんです。
初めは戸惑うかもしれませんが、少しずつ慣れていけば、きっと着物の魅力にハマっていくはずです。
さあ、あなたも着物デビューしてみませんか?
きっと新しい自分との出会いが待っていますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!