デスクワークに必須のマウスですが、現在は多くのメーカーから様々なサイズや機能のものが販売されています。
作業効率を上げるためにも、自分に合ったマウスを選びたいですよね。
今回は、有線と無線の違い、それぞれの選び方のポイントをご紹介します。
有線マウスを選ぶ際のポイント
有線マウスには多くの種類があり、最適なモデルを見つけるのは一苦労です。
選ぶ際には、ケーブルのコネクター形状や読み取り方式、マウスの形状を知っておくことが重要です。
ここでは、有線マウス選びのポイントを見ていきましょう。
コネクター形状:パソコンと合うかを確認
有線マウスはケーブルの先端にあるコネクターをパソコンに差し込んで接続します。
コネクターには複数の形状があり、主流はUSBの「Type-A」と「Type-C」です。
パソコン側に複数のコネクターがあっても、他のデバイスが接続されている場合もあります。
変換アダプターを使えば異なる形状でも接続可能ですが、追加の出費になります。
この場合、PS/2対応のマウスを使うか、変換アダプターを利用してください。
読み取り方式:使用するデスクの材質に注意
有線マウスの読み取り方式には、「光学式」「IR(赤外線)LED」「BlueLED」「レーザー」の4種類があります。
どの素材のデスクで使うかを考え、適した読み取り方式のモデルを選んでください。
マウスパッドを使用すれば、読み取り方式にこだわらなくても大丈夫です。
- 光学式:赤色LEDを使用し、紙や布の上で使いやすいですが、光沢のある素材やガラス面では使えません。
- IR(赤外線)LED:赤外線を使い、紙や布の上で使用できますが、ガラス面には適していません。
- BlueLED:青色LEDを使用し、紙や布の上だけでなく、ガラス面でも使用できますが、ガラス面での精度は高くありません。
- レーザー:目に見えないレーザーを使い、紙や布、ガラス面でも使用できますが、ガラス面での精度はそれほど高くありません。
形状:手の大きさや持ち方に合わせて選ぶ
有線マウスの形状は手の大きさや持ち方に合わせて選ぶのが基本です。
形状は「標準」「薄型」「小型」「エルゴノミクス」「トラックボール」の5つに分けられます。
一般的にマウスの持ち方には「手のひらを包み込む」「つかむ」「指先でつまむ」の3つがあります。
形状によって使いにくいこともあるため、店頭で試してみるのがおすすめです。
- 標準:左右対称の形状で、持ち方の自由度が高い。
- 薄型:薄い形状で、持ち運びに便利。手の小さい人にも使いやすい。
- 小型:小さくて持ち運びに便利。手の小さい人や指先でつまむ持ち方に適している。
- エルゴノミクス:人間工学に基づいた形状で、手首に負担がかからず、長時間使用に適している。
- トラックボール:ボールを回して操作するタイプで、手首への負担が少なく、省スペースで使える。
ボタン数:作業効率をアップ
標準的なマウスは左右のボタンと中央のスクロールホイールで構成されていますが、ゲーミングマウスなどでは多くのボタンが搭載されています。
増えたボタンにはショートカットキーやブラウザの「進む」「戻る」などの機能を割り当てることができ、作業効率が向上します。
重量:軽量なモデルで手首の負担を軽減
マウスの重量が重いと手首に負担がかかります。
有線マウスは無線マウスよりも軽量な傾向がありますが、手首の負担が気になる場合は重量もチェックしましょう。
便利機能:快適な作業をサポート
有線マウスには、メーカーやモデルによって様々な付加機能があります。
静音設計やチルトホイールなど、日常的な作業に便利な機能をご紹介します。
- 静音設計:クリック音が静かなスイッチを採用し、静かな環境での使用に適しています。
- チルトホイール:上下に加えて左右にもスクロールできるホイールで、ブラウザの「進む」「戻る」などの操作が可能です。
有線マウスのメリットとデメリット
有線マウスには、今も根強い人気があります。
その理由として「遅延がない」と「電源が不要」という点が挙げられます。
しかし、有線マウスにはデメリットもあります。
無線マウスの選び方
自分に合った無線マウスを選ぶためには、基本的な「接続方法」「充電方式」「形状」を理解しておくことが大切です。
接続方法
無線マウスの接続方法には、「Bluetooth」と「USBレシーバー」の2種類があります。
- Bluetooth: Bluetooth内蔵のパソコンならレシーバー不要で接続でき、最初に設定すれば次回以降は自動で接続されます。
- USBレシーバー: USBポートにレシーバーを挿すだけで簡単に使えますが、USBポートが少ないパソコンでは不便です。
- 購入前に、パソコンにUSBポートがあるか、Bluetoothが内蔵されているかを確認しましょう。
充電方式
無線マウスの電源供給方法には「充電式」と「電池式」があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- USB充電式: USBポートを使って繰り返し充電できるため、コストパフォーマンスが良いです。
- 電池式: 電池を交換するだけですぐに使えますが、ランニングコストがかかります。
充電式は長期的に見て経済的ですが、電池式は手軽で初期費用が安いモデルが多いです。
マウスの形状
無線マウスにはさまざまな形状があり、手のサイズや使用スタイルに合わせて選べます。
- 標準型: 左右対称で、利き手に関係なく使える。製品数が多く、価格も幅広いです。
- 薄型: 薄くて持ち運びやすい形状。バッグやポケットに入れてもかさばりません。
- 小型: 標準型を小型化したもので、手の小さい人に適しています。
- エルゴノミクス: 人間工学に基づいたデザインで、長時間使用しても手に負担がかかりにくいです。
- トラックボール: マウスを動かさずにボールを回して操作するタイプ。手首を動かさないため疲れにくく、細かい操作に向いています。
無線マウスのメリット
無線マウスの最大の利点はコードがないことです。
これにより次のようなメリットがあります。
また、無線接続によりパソコンのUSBポートを他の用途に使えます。
無線マウスのデメリット
一方で、無線マウスには次のようなデメリットもあります。
仕事用のマウスの選び方についてのまとめ
有線マウスの魅力は、安定した操作感にあります。
パソコン作業中に頻繁に使うものだからこそ、手にしっくりくる形状で、長時間の使用でも疲れにくいモデルを選ぶことが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました!