登山に出かける際には、普段使いのズボンよりも専用の登山ズボンを選ぶことをおすすめします。
ハイキング用ズボンは多くの点で普段用のズボンよりも優れた機能性を持っています。
最近では、山でも日常でも使えるスタイリッシュなデザインのズボンも登場しています。
自分にぴったりのズボンを見つけて、より快適な登山を楽しみましょう!
普段用のズボンとの違いは?ハイキング用ズボンの選び方
登山をするなら専用のハイキング用ズボンを履くのがおすすめです。
見た目では普通のズボンと大差ないように見えますが、登山に適した構造になっています。
この記事では、主に春から秋にかけて使用できるハイキング用ズボンの選び方を紹介します。
ハイキング用ズボンの機能
ハイキング用ズボンと普通のズボンには大きな機能の違いがあります。
特に次の3つの点で優れています。
動きやすさ
登山では岩場を登ったり、大きく足を上げる場面が多くなります。
登山ズボンには伸縮性の高い素材が使われており、立体的なデザインにより動きやすさが追求されています。
速乾性
登山中は大量の汗をかくため、すぐに汗を吸収して乾く素材が使われています。
これにより汗冷えを防ぎ、快適な状態を保つことができます。
撥水性
表面に撥水加工が施されているため、多少の雨や汚れを弾いてくれます。
軽い雨ならレインウェアを使わなくても問題ありません。
3つのタイプから選ぼう!
ハイキング用ズボンは「ロングズボン」「ショートズボン」「コンバーチブルズボン」の3つのタイプに分かれます。
それぞれに異なる特徴があるため、自分の登山スタイルに合ったものを選びましょう。
ロングズボン
足全体を覆うことができ、春から秋まで使える汎用性の高いタイプです。
特に標高の高い山では夏でもロングズボンがおすすめです。
ショートズボン
膝丈で動きやすく涼しいため、夏季登山に最適です。
膝下を紫外線や虫、怪我から守るためにタイツと併用するのがおすすめです。
コンバーチブルズボン
ジッパーで膝部分を取り外してロングとショートの両方として使えるタイプです。
シーンに応じて使い分けられるので、年間を通して登山をする人に適しています。
ハイキング用ズボンに必要な5大機能+α
ハイキング用ズボンに求められる重要な機能を確認しましょう。
可動性
ストレッチ性があり動きやすいことが重要です。
撥水性
雨を弾く素材を選び、衣類が濡れないようにしましょう。
速乾性
濡れた衣類がすぐに乾く素材を選び、体温の低下を防ぎましょう。
透湿性
通気性が良く、汗をかいても衣服内を適度な湿度に保つ素材を選びましょう。
耐久性
枝や岩場に引っかかっても破れにくい、丈夫な素材を選びましょう。
冬の山へ行くなら
冬用の登山ズボンは、防風性と保温性が高いものを選びましょう。
ベースレイヤーにもこだわることで、快適な登山が楽しめます。
素材の向き不向き
登山用ウェアとして適した素材とそうでない素材を紹介します。
避けるべき素材:綿
綿は濡れると断熱性が失われ、乾くのに時間がかかるため体温低下の原因になります。
ただし、吸水性は良いため、夏の暑い日や標高の低い場所での使用には向いています。
適した素材:ウール、ポリエステル、ナイロン
ウールは乾きやすく断熱性があり、ポリエステルは軽くて汗を逃しやすいです。
ナイロンは防風性と耐久性に優れています。
ロングズボン、コンバーチブルズボンを選ぶ際のチェックポイント
ウエスト
ベルトなしでサイズ調整ができるタイプが便利です。
ポケット
ポケットの数と容量が多いものが便利です。
裾
ドローコード付きのものが雨の侵入を防ぎます。
ハイキング用のズボンの選び方についてのまとめ
本格的な登山では、予測しない事態に対応するためにも機能性の高い専用のズボンを着用することをおすすめします。
この記事を参考に、自分に最適な登山ズボンを選んで、快適な登山を楽しんでください。
最後までお読みいただきありがとうございました!